解像度とは画像の精細さを表す際に使用される表現でdpi(dot per inch)やppi(pixel per inch)という単位で表されます。
車体広告の場合は、近くから見る必要がない広告媒体なので、実寸で120dpi~200dpiもあれば問題はありません。
解像度は、「イメージ」→「画像解像度」を選択してご確認できます。
デジタルカメラで撮影の画像の場合、ほとんどが72dpiになっているのでご注意ください。
【解像度の変更方法】
「イメージ」→「画像解像度」を選択、画像の再サンプルのチェックを外します。
続いて、解像度の数値をクリックして変更します。
解像度の欄に変更したい解像度を入力します。
解像度を上げる場合や大きなサイズにする場合は、元々のデータにはないピクセルを作り出すことから画像の劣化は否めません。
Photoshopにはこの画像劣化を抑え、調節する機能もありますが、できる限り元画像のサイズは、制作サイズより大きなものを用意するようにしてください。
作業終了後にレイヤーが複数生成されている場合はすべて、1つのレイヤーに統合して頂きます。レイヤーの統合方法は、レイヤーウインドウの右上にあるオプションメニューを開き、「画像を統合」を選択してください。
Photoshopには保存形式がいろいろありますが、Photoshop eps形式での保存が最も安定しています。他にはpsd形式やjpg形式での保存にも対応できます。
PhotoshopのVer.5.0からはカラープロファイルの埋め込みが可能となっています。しかし正しいプロファイルの使用法を理解していない場合、カラー変換が生じ、意図しない色で出力されることもあります。
正しく出力するためにも、カラープロファイルの埋め込みの設定はしないでください。
【カラープロファイルの設定方法】
PhotoShop6/7:
メニューの「Photoshop」→「カラー設定」を選択。
PhotoShopCS以降:
メニューの「編集」→「カラー設定」を選択。
《作業用スペース》
RGB:「Adobe RGB(1998)」
CMYK:「Japan Color 2001 Coated」
グレー:「Dot Gain 15%」
スポット:「Dot Gain 15%」
をそれぞれ選択します。
《カラーマネージメントポリシー》
RGB・CMYK・グレー:すべててオフ
プロファイルの不一致:チェックなし
埋め込みプロファイルなし:チェックなし
上記に設定。
ICC(International Color Consortium;国際カラーコンソーシアム)が定めた形式で記述されたファイルをICCプロファイルといいます。このICCプロファイルはプリンターと用紙の組み合わせによる色再現や、デジカメやスキャナーといった、あるデバイス自身の色空間について記述されています。
RGBとCMYKの間で色の変換を設定する場合や、プリンターもしくはディスプレイの色を調節する場合にも参考にすることで、色の正確な再現を得る事を目的とするものです。
「Japan Color 2001 Coated」のプロファイルを下記アドビシステムズのサイトからダウンロードできます。最新のICCプロファイルをダウンロードして、OSの指定場所にインストールして下さい。